あなたがたがわたしを選んだのではない。わたしがあなたがたを選んだ。(ヨハネによる福音書15章16節)
聖書の中に出てくる言葉の一節です。「あなたがたがわたしを選んだのではない」。私たちの生活、それは「選ぶ」ことの連続でありましょう。「今日何を食べようか」「何を着ようか」そんな些細なことから、進学、就職、結婚、老後といった人生の大きな節目となるようなことに至るまで、私たちは日々、何かを選びながら生きています。
そのせいでしょうか、私たちは何でも「自分が選んでる」「自分で選んでいる」と思い込んでいるふちがある。そうしますと必然的に行き着くのです。「自分で選び続けた結果が、今の自分の人生だ」という結論に。けれども聖書を通して神様は言われます。「わたし(神)はあなたを母の胎内に造る前から、あなたを知っていた」と。その神様がおっしゃられるのです。「わたしは、あなたたちのために立てた計画をよく心に留めている・・・それは平和の計画であって、災いの計画ではない。将来と希望を与えるものである」と。
私たちは早々に、自分で自分の人生に結論づけない方がいい。確かに「なぜあの時、こちらを選ばなかったのか」そういった後悔の思いが、振り返れば多くあることでしょう。しかしそれも含めて、神様が知ってくださっている。ご自身の計画のうちにおいてくださっている。それだけではありません。「万事が益となるように共に働く」との約束までしてくださっているのです。
私たちの人生は、自分が選んだ結果でもってすべてが決まっているのではありません。ましてやただ偶然に、無意味に進んでいるのでもない。そこには神様の明確な思いがあります。その神様の思いが詰まった聖書に聞きながら歩む。聖書から自分の人生を、命を眺めてみる。きっとこれまでとは違った景色が、そこにはあるはずです。
「あなたがたがわたしを選んだのではない。わたしがあなたがたを選んだ」。こうして信州教会のHPに辿り着いたのも、神様があなたを選んでくださっている一つの現れでありましょう。今、神様があなたを、ご自身の家である教会に招いておられます。是非、お出かけください。お待ちしております。